同志社大学文化情報学研究科での講演
11月16日に同志社大学の星英仁先生と東京大学の梅島奎立先生と合同で行った、同志社大学文化情報学研究科の共通シンポジウム「言語研究の方法：理論と実験」にて、以下の講演を行いました。
タイトル：「理論言語学と実験脳科学で言語の脳内メカニズムを解明する」
要旨：「私たち人間とは何者か？」という問いは、人文学や社会科学だけでなく、自然科学にとって最も重要な研究テーマです。私たち言語脳科学者は、人間だけが持つ「言葉」を生み出す脳の仕組みを解明することが、この問いに答えるカギだと考えてきました。本発表では、機能的磁気共鳴画像法 (fMRI) や脳波などの脳機能計測技術を紹介したうえで、理論言語学に基づく脳科学実験が明らかにしつつある、言語を支える脳のメカニズムについての研究成果を紹介します。さらに、なぜ脳科学の実験が言語学の理論・仮説を実証するために必要なのかを考えることで、言語学と脳科学の現在の課題や今後の展望について議論を深めます。
https://www.cis.doshisha.ac.jp/gs/